10月5日、「東北復興支援委員会講演会」を開催しました。
去る10月5日(土)17時より豊橋商工会議所401会議室にて、石巻市立北上中学校前校長の畠山卓也氏を講師としてお招きし、東北復興支援委員会 講演会『東日本大震災から学ぶ』を開催いたしました。当日は70名を越える方が参加され、関心の高さがうかがえました。講演では、畠山先生より、震災により多くの犠牲者を出した大川小学校近辺の航空写真や南三陸町を襲う津波の動画が紹介され、「震災で犠牲者を出さなかった学校は、地域との繋がりが大変強かった。南海トラフ巨大地震が想定されている東三河地域も、地域ぐるみのコミュニティ、助け合いが絶対必要。」、「津波は相当の威力があり、50cmで歩けなくなり、1m以上になると完全に流される。過信は禁物。津波に遭遇する前に、高台へ非難することが第一」、「震災で亡くなった約2万人の想いを無駄にせず、語り部活動を続けていきたい。」と語られました。
講演会終了後、18時30分より、有志の皆さんによる畠山先生を囲む懇親会「10月度シュタムティッシュ」をビアホール独逸にて開催しました。参加者からは、「東京オリンピック誘致に浮かれている場合ではない。被災地の復興を軌道に乗せることが先決」、「市町村単位での復興対策には限界がある。国が責任を持って強力に推進しなければ駄目」、「豊橋と被災地を繋ぐ継続的な活動が重要」など、それぞれの熱い想いが語られておりました。例会の最後は、東北被災地の早期の復興を願い、日本語とドイツ語で「ふるさと」を全員で合唱し、閉会となりました。