2/11「豊橋日独協会・日帰りバスツアー」を開催しました。
令和2年2月11日(火・祝)、文化交流委員会主催の「2019豊橋日独協会・日帰りバスツアー」を開催し、会員を中心に21名の方々にご参加いただきました。
今年は「源氏物語・女流文学を巡る宇治散策と石山寺」と題しまして、平安時代、女流文学を育んだ京都・宇治市を中心に日本が後世に残しておきたい施設・文学を巡るバスツアーを企画いたしました。
当日は暖かい好天に恵まれ、車中では久保田委員長が用意してくれた恒例のお茶菓子、東海道関宿の銘菓「関の戸」を食しながら、和気藹々の雰囲気で京都府宇治市に到着しました。
まず、源氏物語「宇治十帖」の世界を解りやすく展示紹介したり、映画上映を行っている「宇治市源氏物語ミュージアム」を訪問し、楽しみながら平安文化を学習しました。また、「さわらびの道」を散策しながら、平安時代後期に建てられた現存する最古の神社建築である世界遺産「宇治上神社(写真)」を参拝し、昼食は1840年頃茶問屋として発祥した料理屋「辰巳屋」で、緑山碧水の風光明媚な宇治川の流れを目の前に、色とりどりの30種類のおばんざいが入った名物「宇治丸弁当」(写真)を堪能しました。その後、世界遺産である平等院鳳凰堂(写真)を、また写真撮影はできませんでしたが平等院内の鳳翔館にて雲中供養菩薩像26躯や古仏を見学し、平安貴族の来世への宗教観を感じることができました。
平等院を後に、バスを滋賀県大津市に進め、紫式部が源氏物語の着想を得たとも言われ、平安時代の多くの貴族が石山詣でと称され参詣した「石山寺」(写真)を参拝し、今回の平安文化、源氏物語、女流文学を巡る一連の旅を終え、全員無事帰路につきました。新名神高速道路も開通し、豊橋・宇治間は、意外と近く感じました。
来年度も日独文化交流を念頭に、今年以上に充実した内容のツアーを企画したいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。