2/5「駐日ドイツ連邦共和国大使 講演会&懇親会」を開催しました。
令和2年2月5日(水)から6日(木)までの2日間、昨年9月に駐日ドイツ連邦共和国大使に就任されたイナ・レーペル氏(Ms. Ina Lepel)と通訳・翻訳部長のベアーテ・フォン・デア・オステン氏(Ms. Beate von der Osten)の2名が来豊されました。
2月5日(水)は当協会の神野会長との面談後、19時よりホテルアークリッシュ豊橋15Fクラブサロンにて「駐日ドイツ連邦共和国ドイツ大使講演会・懇親会」を開催し、来賓・会員を含め50名を超える方々が出席されました。
冒頭、神野会長より「レーペル大使は、ドイツ北部のニーダーザクセン州・クックスハーフェンのお生まれ。ドイツ・ボン大学、アメリカ・インディアナ大学で経済学を学ばれた経済学修士。ドイツ外務省アジア・太平洋局長、駐パキスタン大使などを歴任され、外交経験も豊富。日本とドイツの平和・発展のためにご活躍されることをお祈りしている。豊橋日独協会は、フォルクスワーゲンの豊橋進出を機に、1991年に設立され、現在、個人会員180名、法人会員50社を数え、日本で最も活発に活動している日独協会のひとつと言われるまでに成長してきた。当協会の最大の特徴は“全員参加”の事業推進。会員がボランティア精神で様々なドイツとの交流事業に積極的に参加し、活動を進めてきた。これこそが、日独相互の交流促進に大きな力を発揮し得るものだと考えている。本日の講演は、ドイツとの交流を担う当協会にとって、大変役に立つお話しが聴けると期待している。」と挨拶されました。
続いてイナ・レーペル大使より『日本とドイツの今後のあるべき姿と日独協会に期待する役割』と題して、約1時間講演していただいた。日本とドイツは政治、経済、市民社会などの領域で活発な交流を行い、良好な関係を築き上げていることを示したうえで、「ドイツと日本には共通の意見や課題、価値観がある。今後も交流の輪が拡がっていくことを期待する。その土台として重要な役割を果たしているのが日独協会。豊橋市にはフォルクスワーゲングループジャパン本社やメルセデス・ベンツ日本新車整備センターなどがあり、ヴォルフスブルク市とのパートナーシティ協定締結や2020東京オリンピック・パラリンピックではドイツのホストタウンにもなっており、ドイツとの関係は非常に深い。豊橋日独協会は長年にわたりドイツに関わる多くのイベントや各種事業を展開されており、その活動内容はかねてから耳にしている。今後も引き続き、両国の交流に寄与してほしい。」と話されました。
講演終了後、質疑応答があり、豊橋技術科学大学のドイツからの留学生をはじめとする参加者から講演会の内容に関する複数の質問が寄せられ、レーペル大使は丁寧に受け答えされておられました。
講演会終了後、引き続き懇親会が開催されました。冒頭、当協会の会員でありオペラ歌手の岡田尚之氏、ピアニストの平尾裕子氏によるシューベルト作曲「セレナーデ」、レハール作曲オペレッタ「微笑みの国」より「君こそ我がすべて」の2曲の「テノール歌唱」が披露され、岡田会員の力強い声量と平尾さんの素晴らしいピアノ演奏で会場は熱気に包まれました。
その後、佐原豊橋市長による来賓挨拶、松井副会長による乾杯発声で懇親会でスタートし、ホテルアークリッシュ豊橋のドイツ料理を交えた折衷料理とドイツワインなどをレーペル大使を囲みながら参加者全員で楽しみました。懇親会の最後は豊橋日独協会恒例のドイツ語と日本語による全員合唱で「菩提樹」と「ふるさと」を歌い、西島副会長の中締めの挨拶、参加者全員による記念撮影で幕を閉じました。